ボディートークのセッションを受けるようになって二年半。ふりかえってみるとあ、そういえばあれも、これも…！と思いつくことがたくさんあったのでまとめてみました。
はじめは「よくわからないけどおもしろそう」というだけで、何も期待せず受けてみたら、たった一回のセッションで、当時いちばんの悩みだった掌蹠膿疱症が治って驚いたという話はすでにさらっと書いたとおりです。これは西洋医学では根本的な治療法が確立されていない難病でして、皮膚下に汗がたまって水疱ができ、しばらくするとそれが乾燥して硬くなってはがれ落ち、いったんきれいになるけれどもまた水疱ができて…というのを繰り返すのですが、かゆみを伴うだけでなく、症状が主にてのひらや足の裏に出るため、まったく菌はいないのにひどい水虫のように見えてしまい、精神的にもかなりつらい病気です。これが５、６年ずっと何を試しても治らず、ここぞというときだけステロイドを塗ってなんとか乗り切っていたのですがこんなに簡単に治るなんて！ どうしてもっとはやく教えてくれなかったのー！！！となったので他の治療法が効かない病気でお悩みの方には本当におすすめしたいです。
次に気づいたのはひざが痛まなくなったこと。中学時代に部活で故障して以来、季節の変わり目や運動をしたとき、たくさん歩いた日には必ずひざに違和感や痛みが出ていたのですが、これがすっかりなくなりました。もともと歩くのが好きで、一日中カメラをもってぶらぶらしては夜になるとひざが痛い…というのが常でしたが、ボディートーク後は富士山に登ってクタクタになってもひざにくることはなく。これで旅の楽しみと自由度が格段にアップしました！
以上が一度目のセッション後の変化で、これだけ明らかに効果があるならと継続してセッションを受けることにしました。フォローアップセッションがNOになるまでの５回くらいは一ヶ月おきに、その後はメンテナンスで数ヶ月に一回程度、さらにここ一年半は施術士のためのセミナーにかなりの頻度で参加しているのでそのなかでデモセッションを受けたり、ときには自分で自分にセッションをすることもあります。また、ボディートーク・アクセスという10分程度で簡単にできるセルフケアもほぼ毎日つづけています。
その結果、体質がすっかり変わってしまったようです。もともとアレルギー持ちで、花粉からハウスダスト、動物の毛、さらには日光まで、年中目がショボショボ、鼻はじゅるじゅるしていたのですが、そういえばここ１、２年はたまにちょっとくしゃみが出るくらいで、ほとんど気になりませんでした。いちばんうれしいのは動物アレルギーが治ったこと！ 130匹の猫がいる保護施設でボランティアをしてもまったく問題なし。以前ならなでてなでてとアピールしてくる猫さんの誘惑に負けてなでてしまって涙や鼻水がとまらなくなったり、その手でうっかり顔に触れて赤く腫れ上がることもしょっちゅうでしたが、今では思う存分じゃれあえます。春や秋のさわやかな
季節にも花粉を気にせず出かけられて快適。免疫力が上がって風邪も引かなくなりましたし、水分バランスが整って肌も乾燥しにくくなりました。
それと不眠も治りました。眠りが浅い体質だったのに加えて、海外とのからみが多い仕事をしているため時差の関係などで生活が不規則になりやすいこともあって、睡眠導入剤なしでは眠れない時期が長かったのですが、セッションを数回受けた頃から夜ふとんに入れば自然と眠れるように。そして、すっきり目覚められるようになりました。何時間も眠れずに悶々とする必要はもうありません。こうなると一日の過ごし方や気分ががぜんぜん違ってくるんですよね。まあ冬の寒い朝には目が覚めてもなかなかふとんから出られずだらだらしてしまうのは
あいかわらずですが…笑
その他にも十代の頃から年に一回くらいは原因不明のじんましんが出たり、めまいがひどくて起き上がれない日があったのですが、セッションを受けはじめてからは一度もありません。結局ストレスだったんでしょうね。母親がメニエール病で難聴になっているので、いつか自分もそうなるのかなという不安もありましたが、それも吹き飛びました。
もうひとつ自分では気づかなかったことですが、ときどき「姿勢がいいね」と言われるようになりました。猫背なのは自覚していましたし、今でも疲れると背中が丸くなっているとは思うのですが、骨格や筋肉のバランスが取れてきて姿勢も改善されつつあるみたいです。
こうしてみるとずいぶん不具合があったなあという感じですが、薬やサプリを飲むこともなく、とくに健康に気をつかうこともなく、ボディートークのみでここまで体質改善ができたおかげで日々の生活は楽になり、行動範囲も広がったように感じます。わたしの場合はとくにボディートークの恩恵を受けやすい状況にあったとは思いますが、定期的にセッションを受けつづけている方はみなさん、程度の差こそあれ、同じような効果を感じていらっしゃるようです。
そして、最近になってじわじわと実感が深まってきているのは、やはり精神面への効果です。わたしは重度鬱病の経験があり、鬱は一生つきあうしかない病気なのだろうと考えていましたがセッションの度に感情の解放やトラウマの解消、思い癖を取り除くなどしていくうちに気持ちをかき乱されたり、イライラすることがほぼなくなり、穏やかに過ごせるようになりました。不特定多数の人たちとうまくやっていくことはあいかわらず得意ではありませんがありのままの自分でいられるようになった今では、気持ちの通じ合う人たちといい関係を築き
自分なりの方法で充実した日々を素直に楽しんでいます。
意識的に変えることが難しい無意識に働きかけることができるボディートークは、鬱のような心の問題にこそ本領を発揮するのではないでしょうか。これについてはまた今度、詳しく書いてみたいと思います。
※ ボディートークは補完代替療法であり、病院での治療に取って代わるものではなく、効果や感じ方には個人差があります。
