人生という山を登るためのトレーニング

ボディートークを受けるようになって「生きやすくなった」という感想はとても多いのですが、その一方で、以前と比べるとかなり楽にはなったけれど「まだストレスを感じることがある」とか「まだうまくいかないことがある」という声もよく聞きます。

 

“生きやすさ”あるいは“生きづらさ”とは何なのか? 大きく分けてふたつの感じ方があるようです。

 

ひとつは「何があってもだいじょうぶと思えるようになった」から生きやすくなったという感覚。

このように感じるのは基本的に現実を受け入れ、そのなかであらゆる課題に取り組みながら自分自身をアップデートしてきた人です。それでもときには行き詰まったり、乗り越えられそうにない壁につきあたることもありますよね。そんなときボディートークによってさまざまな制限を生む思い込みを外すと、視野が広がり新しい可能性や選択肢を見出せるようになって問題解決能力がレベルアップし、どんな困難に見舞われてもなんとかなるというそこはかとない自信を持てるようになったり、チャレンジを楽しめるようになったというパターン。こちらのタイプはボディートークの効果を初回から実感でき継続的にセッションを受ける方が多いです。

 

片や自分にとって好ましくない現実から目をそらしてやりすごす傾向が強い人たちがイメージする“生きやすさ”とは嫌なことがすべて消え去り問題が一切発生しないバラ色の人生のようです。だからボディートークの効果がまだじゅうぶんではないと感じるのでしょう。でもそれはボディートークの効果として想定されていることではありませんし、そもそもそんな都合のいい魔法のようなものはこの世に存在しないと思います。

 

なぜなら、ある程度のストレスはモチベーションとして必要だから。生きていれば良いことも悪いこともあって、さまざまな問題に直面し、それを乗り越えることで成長していく、それが人生というプロセスであり、だからこそおもしろいんです!

 

ボディートークはそのプロセスをサポートし、人間としての進化を後押しするものです。

 

つまり、目の前に立ちはだかる人生という山を消し去るのではなく、その山を登るための装備を強化したり、経験を糧にして体力や知恵をつけながらその過程を楽しめるように心と体の状態を整えていくということ。

 

普段着とスニーカーで雪山を前にすれば尻込みする他ないかもしれませんが、高性能の防寒着、歩きやすい靴、必要なギアが詰まった軽くてじょうぶなザックがあれば、待ち受ける冒険にワクワクするのではないでしょうか。苦境を乗り切ったときの喜びを知っていれば、勇気をもって困難に立ち向かうことができるでしょう。あるいは苦しい状況でもがいているときでもふと傍に咲く花や空の美しさに気づけたり、つねに自分の体の声に耳を傾けて適切に身を守る行動を取れたり、ボディートークの効果として期待できるのはそういうことです。

 

そしてひとつの山を越えると、また次の、もっと高い山が現れます。どこまでいっても終わりはありません。どんな人もいつだってさらに成長できるんです。そのための装備をアップグレードしトレーニングを効率化してどんどんレベルを上げたい人や挑戦をめいっぱい楽しみたい人にはボディートークはつねに強い味方になってくれるでしょう。