なぜ今ボディートークかー医学のパラダイムシフト

 

海外と日本を行き来する生活をつづけていると

いまだに西洋医学依存が根強い日本とは対照的に

近年の欧米では一般の人々と話していてもヘルスケアに対する認識が

大きく変わってきていることを実感する場面が多くあります。

この流れのなかで“これからの医療”として注目を集めているのが

ボディートークをはじめとする意識ベースのエネルギー療法なのですが

医学と科学をめぐる歴史的変遷を踏まえて

その理由を解説してみたいと思います。

 

実はここ数十年の間に医学の世界では人体というものの概念が

根本的に覆るような劇的な変化が起きているんです。

 

近代の西洋医学の基盤となっているのは

17世紀の哲学者ルネ・デカルトによる医学論。

つまり人間の体を機械同様と見なし、車や時計と同じように

不具合が生じた部品を修理したり取り換えたりすれば

病気を治すことができるという考え方です。

またデカルトは心(意識/精神/魂)と体を別個のものとして

切り離して捉え、物質的な肉体のみを治療対象としました。

現在ではストレスが健康状態に影響を及ぼすことは広く認知されており

心理的なアプローチも取り入れられるようになったものの

基本的には人体を部品の集積として捉え異常のあるパーツを治療する

いわゆる対症療法である点に変わりはありません。

 

この医学モデルをベースに医療業界は超巨大産業へと成長し

各国で医療費増大の問題が深刻化する一方で

この考え方では効果的な対処が不可能であったり

原因の説明すらつかない病気や症状が多くあることが

次第に明らかになっていきました。

 

そこで新たに浮上したのがダイナミック・システムズ・モデルです。

これは複雑なシステムを構成する各要素すべてが動的に相互作用することにより

全体が組織化され有機的に機能しているという理論に基づくもの。

すなわち人体は単なる部品の寄せ集めではなく、ひとつひとつの細胞や臓器、器官

それぞれがつねにコミュニケーションをとりあい協同して働くことでバランスを保ち

心身の健康を維持するようにできているのです。

しかし、ストレスがかかると体内のこうしたやりとりが阻害され

それによって生じたアンバランスが病気や症状といった形で表面化します。

このときそれらの病気や症状が現れている箇所に根本原因があるとは限りません。

多くの場合、複合的な要因が関わる調和の乱れが起きているため

不具合が出ている部分に焦点を当てて治療する対症療法の効果には

限界があるというわけです。

 

ボディートークは1995年、こうした体内のネットワークが

阻害される要因となった心身のストレスをとりのぞき

コミュニケーション回路を修復することにより

健全な状態を取り戻すというコンセプトではじまって以来

従来の療法では改善が見られなかった病気や症状にも

高い効果を上げてきました。

 

当初は東洋の神秘主義として揶揄されがちだったこのような概念も

今やテクノロジーの発展によりその正当性が科学的に裏付けられています。

以前は想像だにできなかったレベルで人体の働きを解析できる技術が開発され

体内でメッセージがやりとりされる様子を実際に

観察、分析できるようになったからです。

そして現在もかつての常識を覆すような人体の驚異が次々と解き明かされつつあり

それとともに先進国では医療体系の見直しが進められています。

 

アメリカでは1990年代から国立補完統合衛生センター(NCCIH)が設置され

補完療法や代替療法、統合医療の研究や臨床試験が行われていますし

ドイツ、フランス、オーストラリアなど伝統的に自然療法が好まれる国々では

すでにボディートークもCBP(認定施術士)が医療資格として政府に承認されていたり

大学で勉強して学位を取得できる対象になっていたりします。

わたしがニューヨークに滞在していたときには出会う人々のなかにも

ボディートークを知っているとか身内に施術士がいるという人が複数いて

やはり先進的な文化のなかではかなり浸透してきているんだなと実感しました。

 

このように世界的に広がりつつある医学のパラダイムシフト

それを大きく後押ししたもうひとつの要因でもあり

ボディートークが効果的である理由を説明する上で欠かせないのが

まさに科学の最先端である量子力学です。

量子力学によって導き出された新しい世界観

そして「意識」と「現実」の関係とは?

 

意識が現実を作るー量子力学によるボディートーク